Arch Linux で OpenJDK と OpenJFX を使う(Java 15)
Arch Linux で Eclipse を使って、Java FX でウィンドウを出すまでのメモ。地味に苦労した。
ポイントは
- Open JFX を pacman でインストールしない
実行までの流れ
# pacman -S jdk-openjdk
- Java FX のインストール
Open JFX のウェブサイトから SDK をダウンロードして解凍する。
Eclipse のインストール
- Eclipse は AUR からインストールする
$ git clone https://aur.archlinux.org/eclipse.git $ cd eclipse $ makepkg -si eclipse-java と eclipse-jee が衝突した $ pacman -U eclipse-java-2:4.18-2-x86_64.pkg.tar.zst
- e(fx)clipse プラグインは後回し(本記事では書かない)
- Visual Studio のように、GUI 部品をマウスで配置するツールとして Scene Builder がある。
- Scene Builder を Eclipse で使うためには、e(fx)clipse プラグインを入れる必要がある。
- そのために Eclipse - ArchWiki にかかれているアップデートサイトの追加が必要
Eclipse でプロジェクトの作成
Open JFX の登録と実行
- Open JFX ライブラリをプロジェクトに追加する
- モジュール名を右クリック > Build Pass > Add Libraries にて User Libraryを選択する
- 右側の New を選択して、ライブラリ名(たとえば JavaFX)を登録する。
- 登録したライブラリ名をクリックして、 Add External JARs を選択する
- Open JFX の jar ファイルを選択し、OKを押す
- 登録されたライブラリを選択し、Finish を押す。
- Open JFX を VM に登録する
--module-path /home/chrono/javafx-sdk-15.0.1/lib --add-modules javafx.controls
- RUNボタンを押す
ウィンドウが表示されれば成功!
こんなこともあった
今更?Java な個人的背景
Rust は GUI 周りがまだ貧弱なようなので、Java で画像ビューアーを作って、Windows でも活用できるようにしたいと思った。
Java はまだバージョンが1.XXのころに使ったことがある程度。
ビルドシステムも Makefile だとタブが見えないし…と Ant があるよ!という知識のまま止まっていた。
当時はまだ JIT コンパイラもなく、Java といえば「重たい」言語というイメージだった。
Eclipse なんてノートPCだとカクカクだった。
でも、Javascript と Java は違う!(Java のようなポインタも無くてライブラリ、ドキュメントが充実した素晴らしい言語に Javascript を比較するなんて!)という時代。
Ajax や、それを使った Google Map が出るまでは、Javascript とか学んだってしょうがないよ、時代は Java だよといった黄金時代だった。
Swing で GUI が簡単に実装できたときは感動したものだった。