とにかく書く

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星の王子様

サンテグジュペリの星の王子様を読んでいる。Kindle で 100 円だったので衝動買いした。読む前はただの童話だと思っていたら、示唆に富んだ哲学書に等しかった。そしてとても耳に痛い。思春期の頃、こんな大人にはなりたくないと思っていた大人になっている。悪いことではないけれど、なんとも不思議なものだ。

 

星の王子様は、高校の頃に学校が読んだ劇団が演劇をしたことを覚えている。劇団の名前が、風がどうのというぼんやりとした記憶しかなく、はっきり覚えていない。けれど、ずいぶん感動したことは記憶している。劇の内容もあまり覚えていない。バオバブの木を女性が演じていて、5分ほどずっと腕を上げたままで、腕は震えているのに声ははっきり演じている姿とか、蛇の役の男性が蛇のパペットをしていたことだけは覚えている。

その劇団は講演のあと親友がインタビューをしたのだけれど、1つの質問に2時間ほど滔々と回答したそうだ。曰く、食べ物にも苦労することがあったとか。思春期だった私はその熱情にずいぶん感激したものだった。

 

星の王子様。読み終えた後に残るのはなんだろう?心の豊かさを取り戻せるだろうか?あるいは取り戻せない自分を自覚して後悔するだろうか?それもまた一興。

 

前回ブログを書いてからあっという間に2ヶ月が経過している。成長はない。